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不登校経験者の親、今考えること・・・

不登校・・周りの大人に何を伝えているのでしょう?数学のように答えがひとつしかない問題なら、答は出せますが、子育てはそういうわけにはいきません。一緒に考え、一緒に学びながら、悩めるお母さんが、ほっと一息つける場になれればと思います。

最近のうちの子供達の様子

今日は、中2の野球をやっている子の期末テストが1教科、返ってきました。

子供から、「理科が返ってきたんだけど、最悪!○点しか採れなかった。」と話してきました。

不登校になる前の私なら、「学校の授業は聞いてるの? 普段勉強やってないんだから、当然でしょ! こんな状態で、どうするの! 」と次から次へと責め立てたと思います。心の奥深くでは未だにその言葉が潜んでいる私ですが、こんな言葉を言いました。
 「○は、野球ができるからいいじゃん!」
この言葉でほっとした表情を見せました。その後、子供からこんな話がありました。
「先輩から聞いたんだけど、中学2年の3学期の成績から志望の高校に連絡が行くんだって。今回はまだ大丈夫だって言っていた。これから頑張らないといけないね。」

この言葉を聞いて、自分なりに考えているということがわかり、ちょっと安心した、嬉しい母でした・・・。


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そして、高1のテニス少年の方はというと、相変わらず頭には テニス しかない。学校で遅くまでテニスをやってきても、帰ってきてからの筋トレは欠かさないほどだ。(ちなみに勉強をやっている姿を見たことが無い程の今時にしては貴重な存在)

「打ち込めることがあっていいね!」って、よそのお母さんたちには言われるけれど、本当にそれだけでいいの?ってやっぱり考えるときがある。少しは自分の将来の事も考えろーって。

先日の懇談会で「高1の終わり頃には進路が決まっていた方がいい」という話があった。確かに、それは理想だよね。でも、私の過去を振り返っても、高1はなんとなくのほほんと暮らしていただけ。将来の希望や夢なんて確か無かったような・・・。
前に、お世話になった校長先生に、「大学院出の先生が、先生として適しているかって言ったらそうばかりじゃない。やっぱり人間性。4年出たか6年出たかはあまり関係ないよ。」って聞いたことがある。(大学院出の先生ごめんなさい。そういう人もいるっていう話ですので。)
そして、今子供がお世話になっている家庭教師の先生。一度社会人として働いた経験がある。思うところがあり、仕事は辞めて、今は看護大学の学生さん。
それから、今日のラジオの人生相談で、「今の職業は給料が安いから転職しようかどうか迷っている」という相談。結局その答えは、「自分がその仕事に魅力を感じなければ辞めればいい。」というもの。そうだよね。結局は自分がその職業に対してどれだけ魅力を持っているか?の自分の意志なんだよね。

親はつい親の思っている理想のレールを地道に歩んでくれたらなんて考えちゃうけど、どのレールを歩くか決めるのは自分なんだよね。人から強制された道では、結局やる気なんて持てないし、きっと嫌になっちゃうんだろうね。

先日、ここの記事にしたもえさん。自分でやりたいことが見つかってすごいなって思った。うちの子も、もしかしたら、いつの日か、何かのきっかけで将来の希望の道が見えてくるかもしれないよね。そういう日が来ることを、期待して待つことにしよう。(自分に言い聞かす。)


おやすみなさい
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  1. 2006/07/01(土) 00:52:28|
  2. 最近の様子|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:8

生きていてよかった・・・・ | ホーム | 世の中にはすばらしい人が存在しますね!

コメント

ゆっきーさんへ

私もまだまだ勉強中です。人にはそれぞれ、秀でたところがあって、そこを褒めることでその人自身の自信になれればいいなと思います。

ブログをやっていることで、本当にいろんな方と出会いました。それこそが今、勉強となっています。
  1. 2006/07/04(火) 00:01:06 |
  2. URL |
  3. ゆっきーさんへ←ふみごん #DpPCjZ4g |
  4. 編集

ふみごんのようにおおらかに。

子供のテストが出来なくても、他の何かが出来れはいい。そう思っていても、親としてはやっぱり、学校の勉強が出来たほうがいいと思ってしまう。
しかし、ふみごんのように言葉で子供に「野球が出来るからいいじゃん」って言ってあげられるのは、見習わなければいけないと思いました。
わが子はまだまだ、先の事はわたらないのですが、子供がおちこんでいる時に、ふみごんのように声をかけてあげられるようにしたいです。
欠点を見つけるのではなく、良いところを見つけてあげなくては、といつも思っています。

マザーテレサの本、読みましたよ。図書館で内容まで見ずに、慌てて借りたので、フォトジャーナリストがマザーテレサの働いていたところを文にした本だったのですが、貧しい人々に尽くす姿に感動しました。
私が悩む子供のことなんてちっぽけなもので、恥ずかしいくらいなのですが。
  1. 2006/07/03(月) 14:58:54 |
  2. URL |
  3. ゆっきー #- |
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花子さんへ

どんな勉強よりも大事な経験だぅたような気がします。。。

この言葉、ありがたくお受けいたします。確かに、そのことを通して、勉強していることってたくさんあると思います。技術的なことだけじゃなくて、人間関係とか、集中して取り組む姿勢とか・・。子供の事、ますます応援する気持ちになりました。ありがとう^^
  1. 2006/07/03(月) 01:49:06 |
  2. URL |
  3. 花子さんへ←ふみごん #DpPCjZ4g |
  4. 編集

もえさんへ

コメントありがとうございます。

☆私の両親は逆に「勉強なんかしなくていいから何か続けなさい」っていう考えだったんですけどね笑☆

この部分を読んで、人間って欲張りだなって思いました。私ももえさんの両親も「ないものねだり」っていうか・・・。今の状態をそのまま受け止めてあげればいいのにね。反省です。

今のやる気が将来に結びついてくれたら本当にいいですよね。もえさん、ありがとうございます。
  1. 2006/07/03(月) 01:43:34 |
  2. URL |
  3. もえさんへ←ふみごん #DpPCjZ4g |
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yuuyuuさんへ

あくまでも、「子供が自分でやりたい職業が見つかるまで待つ」と心の底から思えるようになることが理想ですので、尊敬されるような人間ではありません。心の底から、そう思えるようになった時には、尊敬してくださいまし・・・。ちなみに、今も言葉では「将来の事、考えろ!」とは言ってませんが、心の底では「将来の事も考えろー!」って気持ちがあるんです。

子供のやりたいことを両親とも、心から応援をしています。ただ、ちょっと私が欲張りなようです。
  1. 2006/07/03(月) 01:28:36 |
  2. URL |
  3. yuuyuuさんへ←ふみごん #DpPCjZ4g |
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やっぱり・・・

私も打ち込めるものがある事の方が将来に力になる気がすると思う一人ですね。
若い頃(笑)やりたい事がない友人が多くて、当時やりたい事のあった私は「うらやましぃ~」と言われたものです。
どんな勉強よりも大事な経験だぅたような気がします。。。
  1. 2006/07/03(月) 00:07:29 |
  2. URL |
  3. 花子 #bNXzFvzo |
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私の場合は

いろんなことに挑戦するのは好きだったんですけど、打ち込めるものなんて一つもありませんでした。部活もコロコロ変えて、習い事もすぐにやめたくなって。何でもやってみたいとは思うんですけど、どれもしっくりこなかったんです。そんな私を見て親は「何にも続けられない子やね!根性がない証拠や」と言って、陸上部に打ち込んでいる妹と比べられて傷ついてきました。私はその代わりに勉強だけは止めませんでした。やりたいことが見つかった時に後悔しないようにと思って☆私の両親は逆に「勉強なんかしなくていいから何か続けなさい」っていう考えだったんですけどね笑☆だから、打ち込むものがあるふみごんさんのお子さんたちは素敵だなと思います!きっとそのやる気が将来のことに結びつく時がくると思います☆
  1. 2006/07/02(日) 14:42:59 |
  2. URL |
  3. もえ #- |
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いつの日か、何かのきっかけで将来の希望の道が見えてくるかもしれないよね。そういう日が来ることを、期待して待つことにしよう。
いい言葉ですよ
尊敬しますよ
昨日、細木和子も言ってましたよ「一度放り出してみること」と
親元を離れてはじめて親のありがたみがわかります。
私がそうでしたから><。。。
何かに熱中できることがあることってすばらしいです。
応援しましょうよ^^
  1. 2006/07/01(土) 08:52:14 |
  2. URL |
  3. yuuyuu #- |
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