不登校経験者の親、今考えること・・・

不登校・・周りの大人に何を伝えているのでしょう?数学のように答えがひとつしかない問題なら、答は出せますが、子育てはそういうわけにはいきません。一緒に考え、一緒に学びながら、悩めるお母さんが、ほっと一息つける場になれればと思います。

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わたしの妹

前回の記事のユウココロさんへのコメントで、「わたしの妹」について触れました。

この本も、私が子供の付き添いで学校に行っていた頃、図書館で出合った絵本です。とっても、衝撃的な内容でした。子供には刺激が強すぎるのでは?と思ったくらいです。でも、これは、現実に起きてしまった実話です。インターネットを少し探してみたら、文章のみの全文が見つかりましたので、コピーします。

これです。


わたしの妹(松谷みよ子著)全文

この子は、わたしの妹。
向こうを向いたまま 
ふりむいてくれないのです。
妹の話、聞いて下さい。

今から7年前、
わたしたちはこの町に引っ越してきました。
トラックに乗せてもらって
ふざけたりはしゃいだり、
アイスキャンディーをなめたりしながら。
妹は小学校4年生でした。

けれど転校した学校で、
あのおそろしいいじめが始まりました。

言葉がおかしいと笑われ、
とびばこができないといじめられ、
クラスのはじさらしとののしられ、

「くさいブタ」と言われ。
ちっともきたない子じゃないのに、
妹が給食を配ると
受け取ってくれないと言うのです。

とうとうだれひとり口をきいてくれなくなりました。
一月たち、二月たち、遠足に行ったときも
妹はひとりぼっちでした。

やがて妹は学校へ行かなくなりました。
ご飯も食べず、口もきかず、
妹はだまってどこかを見つめ、
お医者さんの手もふりはらうのです。
でもその時、
妹の体につけられたあざが、
たくさんあるのがわかったのです。

妹はやせおとろえて
このままでは命がもたないと言われました。
かあさんが必死でかたく結んだくちびるにスープを流しこみ、
だきしめて、だきしめて、
いっしょにねむり、
子守歌を歌って、
ようやく妹は
命を取りとめました。

そして毎日がゆっくり流れ、
いじめた子たちは中学生になって
セーラー服で通います。
ふざけっこしながら、
かばんをふりまわしながら。
でも妹はずっと部屋にとじこもって、
本も読みません。
レコードもききません。
だまってどこかを見ているのです。
ふり向いてもくれないのです。

そしてまた年月がたち、
妹をいじめた子たちは、高校生
まどの外を通っていきます。
笑いながら、おしゃべりしながら・・・

このごろ妹は折り紙を折るようになりました。
赤いつる青いつる白いつる
つるにうずまって
でもやっぱりふりむいてはくれないのです。

かあさんは泣きながら
となりの部屋で つるを折ります。
つるを折っていると
あの子の心がわかるような気がするの・・・

ああ私の家はつるの家
わたしは野原を歩きます。
草原にすわると いつの間にか
わたしもつるを折っているのです。

ある日妹はひっそりと死にました。
つるを手のひらにすくって
花といっしょに入れました。
妹の話はこれだけです。



いじめ、これは絶対あってはいけないこと。いじめた方は、忘れてしまっても、いじめられた方の傷はなかなか癒えることがありません。一生背負っていく人もいるのです。それどころか、この絵本のように、亡くなってしまう人までいるのです。

いじめがなくなることを、まず、一番に私は望みます。もし、いじめられてしまった場合、ユウココロさんのお姉さんがそうであったように、心から信頼できる人が現れることによって救われることを望みます。

こんな悲しい事態を絶対引き起こしてはいけません。
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  1. 2006/07/08(土) 09:03:43|
  2. 不登校|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

あたたかい布団 | ホーム | 出会い

コメント

名前の記載がない方へ

いじめ、本当になくなるといいですよね。

この絵本、読んでみるとまた、伝わってくるもの(絵から伝わるもの)があります。もし、機会がありましたらぜひ、絵本も見てみてください。
  1. 2006/11/28(火) 02:53:02 |
  2. URL |
  3. 名前の記載がない方へ←ふみごん #DpPCjZ4g |
  4. 編集

この文を子供の授業参観日の道徳の時間に、担任の先生が、読んでくれたお話です。このお話を読んでるよ、いじめられていやな気持、どんだけつらい気持をしてきたのかが、伝わってきました。今、ニュースでも話題になっているこの「いじめ」がなくなってくれることを祈るだけです。
  1. 2006/11/26(日) 14:19:33 |
  2. URL |
  3. #9L.cY0cg |
  4. 編集

ユウココロさんへ

いじめは、いじめる方、いじめられた方、両方のケアが必要だと思います。

残念ながら、いじめは簡単に解決する問題ではないと思います。ユウココロさんの活躍を期待いたします。

少し前にいじめについてMINAKOさんのブログの記事になったことがあります。そこを読んだだけでも、奥深く難しい問題だと感じます。参考までにリンクしておきます。

http://abuhachi.blog47.fc2.com/blog-entry-81.html
  1. 2006/07/09(日) 22:31:53 |
  2. URL |
  3. ユウココロさんへ←ふみごん #DpPCjZ4g |
  4. 編集

とても衝撃的なお話ですね…。松谷みよ子さんの本は何度か手に取ったことがありますが、このお話は知らなかったです。近いうちに図書館に行って探してこようと思います^^

私の姉の場合は、本当に奇跡的でした。この絵本のように、死んでもおかしくない状況でした。
いじめはこんなに人を苦しめる。人の心を傷つけ、踏みにじり、生きる喜びを奪い去る…。

完璧にいじめがなくなるとは言えませんが、いじめをなくそうと思う人々の心があれば、少しずつなくなっていくと信じてこれからも頑張っていこうと思います。
  1. 2006/07/08(土) 13:43:39 |
  2. URL |
  3. ユウココロ #- |
  4. 編集

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