不登校経験者の親、今考えること・・・

不登校・・周りの大人に何を伝えているのでしょう?数学のように答えがひとつしかない問題なら、答は出せますが、子育てはそういうわけにはいきません。一緒に考え、一緒に学びながら、悩めるお母さんが、ほっと一息つける場になれればと思います。

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生きる

子供の通う中学で文化祭があり、毎年恒例の音楽会がありました。
その最後に、数年前この学校で作られた合唱曲「生きる」が全校で歌われました。

この歌が作られたときの経緯を少し説明しますね。

うちの長男が中学1年のとき、ひとつ上(中学2年)の○君が白血病で、闘病の末、亡くなりました。その時にできたのが、「生きる」です。同じ学年の有志で作詞、その当時の音楽の教諭が曲を付けました。
(その子は、家も比較的近くで、小学校の頃は同じ学校に通い、うちの子供たちと同じ少年野球チームに入り、6年のときはキャプテンとして活躍していました。)
この曲は、毎年この学校で歌い継がれ、徐々に周りの学校などにも広がりつつあります。

全校で歌われたこの曲を聴いたとき、自然と涙が溢れてきました。おそらく、前に記事にも書きましたが、今年は、通学途中の事故で生徒がひとり亡くなっており、子供たちがこの曲に真摯に向き合ったからこその感動を与える合唱になったような気がします。

この曲を聞いて、○君が野球をしている姿が蘇ってきました。
そして、少し、振り返ってみました。

お葬式のときに配られた追悼文集から抜粋(担任の先生が、編集してくださったものです)

学年便りより
「追悼」
 悲しいお知らせを書かなければなりません。
 ○年○組 ○君が○月○日午前○時○分白血病のため亡くなられました。14才の短い生涯でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
 それとともに彼の闘病生活のがんばりに私たちは学びたいと思います。大切な学年の友達が先に逝ってしまい、私たちは深い悲しみの中にあります。その日の突然の訃報にただ呆然とし涙が止まりませんでした。その晩彼の姿にあった時、そのことの事実をまだ受け入れられませんでした。そして、彼が車に乗って学校をまわり挨拶に来てくれるのを待つ間、「いつまでも来なければいいのに」そう思っていました。(自宅から霊柩車に乗り、直接火葬場に向かうのではなく、学校の周りを回ってから火葬場に向かいました)
 たくさんの涙が出てきてとまりません。お父さんお母さんお家の皆さんはもっともっとたくさんの涙を流しているだろうと思うとまた悲しくなります。
 彼が亡くなった晩に彼に会いにいった友だちに○君のお家の皆さんは
「○の分まで頑張ってね」
と声をかけてくださいました。勇気を与えなければいけない私たちにさらに勇気を与えてくださるご家族の皆様にただただ感謝するばかりです。
 ○君の闘病中、学年のみなさんお家の皆様もいろいろな面で○君を支えていてくれたことに先生達は感謝しています。多くの手紙、電話、千羽鶴そしてお見舞い・・・。
 訃報が届いたちょうどその日も励ましのテープを吹き込んでいてくれました。
 多くの友だちが集まり、○君を励ましてくれるために作ってくれたことばのテープを○君のご遺体の前でお母さんが
「○ 聞こえるか」と○君の耳元で流してくれました。涙が止まりません。
 ○君と過ごした日々の思い出、一緒に入学したのに一緒に卒業を迎えられない寂しさが増すばかりです。大切な人の死に出逢ったときその命の大切さを思います。その人の存在のありがたさを思います。そして自分が生きていることのすばらしさを思います。○君が必死に病気と闘ったように私たちも負けずにがんばりたいと思うのです。
 私たちは今、深い悲しみの中にいるけれどこのことを私たちの力にしていただきながらこれからの中学校生活を送ろうと思っています。
                                                  合掌
                                             ○中学校2学年


友だちの意見文より一部抜粋

・・・○とは、保育園の頃からの友達で、一緒に泣いたり、笑ったり、喜びあったりしました。・・・・・・○月○日、この世から小さいようで、とってもとっても大きな命が、ゆっくりと消えていきました。そのことを知らされた時は、○との思い出が次々と思い出されました。この時改めて友達って大切だなと思うのと同時に、「かけがえのない存在」とは、やはりいつもなにげなく話している人の事なんだなあと思いました。そして、僕は声をあげて泣きました。それから僕は何ができるだろうと考えました。そんな時、ある先生から、こんな言葉をいただきました。「今、○のためにAは何ができるだろうか。悲しむという事は誰にでもできる。Aでなければできないことは何だろう。○もきっと、いつまでも悲しんでいるAはいやだろう。自分の為に悲しんでくれることはすごくうれしいことだ。でも、その悲しみが長く続けば、悲しまれる本人はどう思うだろうか。生きているAが頑張らなければ、それは○に対して失礼だ。今、自分のできること、やるべきことを実行しなさい。」僕は本気で考えました。今、僕が○に対してできること。それは、「自分らしく、今を一生懸命生きる」ことだと思います。きっと○もそれを望んでいると僕は思います。・・・・最後に、僕に「かけがえのない存在」、そして「かけがえのないこと」を教えてくれた○に心からお礼を言いたい。ありがとう。

そして、この時作られた「生きる」がCDになって発売されているのを最近知りました。
http://w2.avis.ne.jp/%7Emusic/inochi/この中で一部試聴もできます。

最後に「生きる」を紹介したいと思います。

「生きる」 同学年生の有志作詞、小松徹郎作曲

この広い宇宙の
地球という星の上で
私は生きている
一人一人に命があることが
そのことが奇跡と思える
60億もの人が生きている
そのことが奇跡だと思える

生きること
それは身体中に
あたたかい血がめぐり
鼓動が聴こえること
ドクリ ドクリ
その小さな鼓動に乗って
私の心がある

生きること
それは簡単であり
一番難しいことでもある
楽しいことや つまらないこと
嬉しいこと いやなこと
思い通りにならないこと
傷つき生きることがいやになる

生きること
それは身体中に

あたたかい血がめぐり
鼓動が聴こえること

ある日のこと病気と闘い
闘い抜いた友が天国に逝った
生きたくても生きられない人がいる
何不自由なく生きているこの幸せ
未来がある自分の命

生きるんだ 生きるんだ
何もかも乗り越えて
精一杯今を生きよう
大きな壁にぶつかっても
くじけずに乗り越えよう
どんなことがあっても
あきらめずに挑戦しよう
そして周りの人のことを
思うこと 愛すること
それが生きるということ
今という時を自分らしく生きよう

生きること
それは身体中に
あたたかい血がめぐり
鼓動が聴こえること
ドクリ ドクリ
その小さな鼓動に乗って
私の心がある

愛と夢と進むべき道を追いかけて


全校でこの歌を歌っているとき、そのときの○君の担任の先生(上に書いた追悼文集を編集してくださった先生)もその横で、大きく口を開いて歌っていました。その姿に涙がまた溢れました。
こんなふうに、これからも時々、CDを聞いたり、文章を読み返して、生きていこうと思います。
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  1. 2007/10/04(木) 19:39:10|
  2. 最近の様子|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:17

ガラスの牙 | ホーム | ご心配をおかけし、申し訳ございませんm(_ _)m

コメント

近くの中学生です

こんにちは、この歌が作られた中学校の
すぐ近くにあるN中に通っている中学3年生です。
私たちも昨年、クラスメイトを骨肉腫で失いました。
私たちは保育園、小学校、中学校が全部
隣接しているので、赤ちゃんの頃からずっと一緒でした。
そのクラスメイトが亡くなったのは、文化祭の中にある
音楽祭で私たちがその子に届けようと歌った『花は咲く』
で金賞を取った翌日でした。
それからしばらくは、そのクラスメイトが大好きだった
平井堅の『愛しき日々よ』を歌っていました。
悲しみにくれていた時にこの曲の存在、なぜ作られたのか
などを知り、すごく共感し、卒業式でも歌うことになりました。
生きることを教えてくれたクラスメイトに届くように
歌おうと思っています。そして、もう何年も前のことかも
しれませんが、私たちの歌声が貴校の卒業生にも届きますように。
天国のクラスメイトにも届きますように。
私たちは作詞作曲こそしませんでしたが、今も
月命日には線香をたてに、クラスメイトに会いに、
家に行っています。
この前は一周忌も行いました。貴重な体験をしたので一生忘れません。
クラスメイトのことを一生胸において、これから生きて行こうと思います。

この曲に出会えて、すこし前に進めたと思います。
ありがとうございました。
  1. 2015/01/10(土) 15:29:04 |
  2. URL |
  3. あかね #HyiD1X3I |
  4. 編集

のんきははさんへ

今ある幸せを 失うかもしれないという事実に気付いてしまうと とてつもなく怖くなることがあります。
うw、この言葉は、説得力ありますね。私には想像もつかない思いを経験されているのんきははさんの言葉ですね。

明日があるかわからない、だからこそ、今、逃げずに見守る。今、精一杯生きる姿勢をひしひしと感じました。

○君のお母様は○君の亡くなった翌年、ご自身も癌に侵され、とても精神的にも苦しんだようです。これからも、一緒に生きて行きたいですね。http://inamai.com/news.php?c=shakai&i=200710041933530000023244
のんきははさん、ありがとうございます。


  1. 2007/10/09(火) 22:03:56 |
  2. URL |
  3. のんきははさんへ #DpPCjZ4g |
  4. 編集

生きて

今ある幸せを 失うかもしれないという事実に気付いてしまうと とてつもなく怖くなることがあります。
明日も明後日も 今日と同じようにこの幸せが続く保障はどこにもないんですよね。
だからこそ、いま 逃げずに 見守りたいと思うのです。
かけがえのない愛しいものを手に入れた見返りに、責任という代償を払います。喜んで。
うれしくもあり、哀しくもあり・・・

○君のお母様の癒されることのない喪失感。きっと想像することもできないほどの苦しさだろうと思います。
でも、負けないで下さいね。○君が生きた証しを みんなに伝えるために 一緒に 生きて欲しいと願います。
  1. 2007/10/08(月) 00:30:47 |
  2. URL |
  3. のんきはは #- |
  4. 編集

碧海さんへ

すてきな返詩、ありがとうございますv-22

多くの存在に支えられて生きているという事実、そして生きたくてもそれがかなわなかったという事実の前では、その問いなどたいして重みはないと思いました
こんなふうに気づいてくだされば、きっと○くん、天国で笑って見守ってくれるだろうなと思いました。

碧海さんに与えられた詩を書く才能そしてアクセサリーで自分を表現すること、誰にでもある才能でないから、大切にしていって欲しいなと思います。
  1. 2007/10/06(土) 22:52:21 |
  2. URL |
  3. 碧海さんへ #DpPCjZ4g |
  4. 編集

輪さんへ

こんばんは^^ここに来てくださり、ありがとうございます。

そうですね。この詩、自然に涙し、そして強さも。
出会い、別れは、多くの人に多くの気づきを与えてくれますね。
感謝ですね!

輪さんのページは心が安らぐ場所ですね。また、お邪魔いたします^^
  1. 2007/10/06(土) 22:37:20 |
  2. URL |
  3. 輪さんへ #DpPCjZ4g |
  4. 編集

ママレモンさんへ

ママレモンさん、ありがとうございます。

彼の想いはきっと
在校生にしっかりと伝わっているのでしょうね

今回の合唱を聞く限りでは、私もそう思いました。そして、とても嬉しく思いました。
でも、実はこの「生きる」に対して、以前にも私記事を書いていたんです。そのときは、悲しみと怒りの記事でした。これです。
http://fumigon.blog56.fc2.com/blog-entry-62.html
教師がどのようにこの歌を伝えていくかで、子供たちのこの歌に対する思いは変わってくると思います。生徒達に伝える機会があるならば、ぜひ、友達の思いを伝えて欲しいと思います。
共感してくださり、ありがとうございます。嬉しいです。
  1. 2007/10/06(土) 22:27:07 |
  2. URL |
  3. ママレモンさんへ #DpPCjZ4g |
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yuuyuuさんへ

このCD注文してくださったのですね。共感してくださり、ありがとうございます。
買ってみてわかったのですが、このCDの売り上げの一部は病とたたかう子どもたち、自殺防止に取り組む団体に寄付されているそうです。

あす10月7日は○くんの命日です。○くんのお母さんが中心になって講演会が開かれます。
http://inamai.com/news.php?c=shakai&i=200710041933530000023244
天国からこの母の姿や友達のことを見守ってくれているような気がします。
  1. 2007/10/06(土) 22:17:58 |
  2. URL |
  3. yuuyuuさんへ #DpPCjZ4g |
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響さんへ

その生と死をもって、周りの多くの人に『キラキラなもの』を振りまいて、
そして神様のところへ帰ってしまうのです。

納得です。このように、大勢の人に与えるものは大きいですね。
それを、忘れないように生きていきたいです。

ちなみに、10月7日が○くんの命日です。冥福を祈りながら、明日もこの歌を聞きたいと思います。

huterさんのところに行ってくださり、ありがとうございました。子供達を救うために献身的な活動をなさっている方です。響さんと似ているかも!?
  1. 2007/10/06(土) 21:57:36 |
  2. URL |
  3. 響さんへ #DpPCjZ4g |
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hunterさんへ

3度目の手術、うまくいってよかったです。
命と関わる病気をなさって、健康の有難さは人一番感じられているのでしょうね。
今生きていて、このように言葉の交換ができることに感謝です。
神様、hunterさんを救ってくださり、ありがとうございました。
  1. 2007/10/06(土) 21:52:21 |
  2. URL |
  3. hunterさんへ #DpPCjZ4g |
  4. 編集

自分はよく、何のために生き、なんのためにだったら死ねるだろうという想いを抱きながら生きていました。
ですが、多くの存在に支えられて生きているという事実、そして生きたくてもそれがかなわなかったという事実の前では、その問いなどたいして重みはないと思いました。
返詩になっているかどうかわかりませんがひとつ詩を送ります。
『瞬き』

瞬きほどの瞬間に
光は何週も地球を回る

瞬きほどの瞬間に
いくつもの命が産声をあげている

瞬きほどの瞬間に
同じくらいたくさんの命が消えてゆく
次の瞬間を少しでも長く生きたいと切望しながら。
  1. 2007/10/05(金) 23:53:46 |
  2. URL |
  3. 碧海 #tFLCjtZM |
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はじめまして・・・こんばんは。。。

私のブログに言葉を残してくださりどうもありがとう。。。
言葉をかけて下さったおかげで ふみごんさんを知ることができました。。。
この出会いに感謝します。。。


いきる・・・
自然に涙する・・・でも 強さもくれる
素敵な詩・・・ですね

それぞれのこころで・・・それぞれの思いで・・・いきる。。。

その中での出会いと 別れは・・・
多くの気づき多くの愛を育みますね。。。






  1. 2007/10/05(金) 22:06:41 |
  2. URL |
  3. 輪 #- |
  4. 編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2007/10/05(金) 17:17:37 |
  2. |
  3. # |
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「生きる」・・・今回初めて知ったのですが、素敵な歌詞ですね。
○君の死は残念でしたが、彼の想いはきっと
在校生にしっかりと伝わっているのでしょうね。
生徒たちがとても真摯な気持ちで歌っているのが目に浮かびます。
復帰したときに、ぜひ生徒にも伝えたい歌だと思いました。
試聴もしてみます。感動的な歌の紹介をありがとうございました。
  1. 2007/10/05(金) 15:25:39 |
  2. URL |
  3. ママレモン #- |
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まず、亡くなられた〇くんにご冥福をお祈り申し上げます

ふみごんさんの書いた文章に感動。
「いきる」の視聴を聞いて目頭が熱くなりました。
すぐCDの注文をいれました。
やさしい歌声で気持ちが安らぐようです。

〇君の死によって、たくさんの友人が色々なことに気づき
いのちの大切さをかみしめたことに
〇君も天国から見守ってくれているでしょう。
  1. 2007/10/05(金) 08:58:02 |
  2. URL |
  3. yuuyuu #- |
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管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2007/10/04(木) 20:11:29 |
  2. |
  3. # |
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繰り返し、繰り返し、朝がやってくる。
そんな、単調に思える日々でも 実はかけがえのない”恵み”の賜物だって 気づかせてくれる出逢いがありますね。

若くしてなくなる人って、『神様に選ばれた子』って
私に小児疾患の講義をしてくれた巨匠といわれる小児科医が言ったのを思い出しました。
(看護学校の疾患の講義は各科の医者に習うのでネ。)
その生と死をもって、周りの多くの人に『キラキラなもの』を振りまいて、
そして神様のところへ帰ってしまうのです。

あと、曲がすごく素敵ですね。
CD欲しいな~。

<<hunterさん
ふみごんさんよりお先に、『感謝感謝』をよんでしまったかもしれません。。
とても素敵な文章でした。^^
  1. 2007/10/04(木) 19:58:24 |
  2. URL |
  3. 響 #WpbHSf/E |
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生きること

生きて行くことの方が大変のように感じられる今、失って初めて知る健康の有り難さ

負けないでくださいね

感謝感謝
http://d.hatena.ne.jp/RoronoaZoro/20061122
時間があるときに読んでいただけたら幸いです(=^・^=)
  1. 2007/10/04(木) 18:39:11 |
  2. URL |
  3. hunter #OQeYo0z6 |
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  1. 2007/10/05(金) 17:53:15 |
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